娘から世界はどう見えているのか、妻のトリセツも書いている著者の、父親にたいして娘との接し方を書いた本になる。
一通り読んで、自分自身にも響いたので書き残しておく。
特に心がけようと思ったのは、妻をえこひいきしよう、という話。
ついつい親として、~~してはいけないという話をしがちになる。理屈で伝えるとどうしてもギスギスするから、悲しい、といって伝えるやり方が紹介されていた。これから心がけたい。
これとも関連して、妻を依怙贔屓して悪口は言わない。夫婦でのけんかを避けようということは改めて意識した。
理屈だけでいくと妻も間違うが、そこで娘の側については理屈だけで割り切れないときにどんどん家の中が回らなくなる。ついつい娘のことを一番に扱いがち(甘やかしがち)な父であることは自覚しているだけに、このトピックは心に残った。
あまり娘を一番に扱いすぎると自尊心ばかりが育って思い通りにいかないときに娘は悩むことになる、それを避けるには妻が中心であるという伝え方はあるのかと。
そもそも人間、完璧なわけはないし、周りを頼れる人間であるほうがよっぽどいい。完璧からの引き算で考えるとつらくなるというあたりは、大人になった自分自身にも心当たりがある(会社で活躍しようと思うと疲れる。。。これはいい子ちゃん症候群とでもいえばいいんだろうか。)
娘には、ありたい姿とのギャップに苦しまずに生きてほしいと思う。
あまりこの手のものを読むほうではないのだけれど、唐突に母親が送り付けてきて読む機会ができた。
今回は母に感謝だ。
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